こんにちは、ふうりん生活です。
先日、市内の施設にて子育て講座があり参加して来ました。
平日、父母で参加して上の子は保育園、下の子は施設内の託児サービスを利用することができました。
自分たちが講座に参加して学んだことなど発信できればと思います。
・心の安全基地
人生は何度となく訪れる危機に立ち向かうためには、無条件の存在の肯定が必要だ
ジョン・ボウルヴィ 1907-1990 イギリス出身 精神科医、精神分析家、児童精神医学、精神分析学が専門
心の安全基地とは不安なことや怖い事があれば、必ず避難することができる絶対的な安心できる場所。
・アタッチメント
アタッチメント : 【愛着】
子どもの情緒の安心、安全、安定(3A)を高めるマザリング(愛着形成)をすることで、
子どもに自分は大切にされている、自分が困った時はいつも助けてくれるということを伝える。
マザリングとは?
- 優しく抱っこする
- 笑顔を向ける
- 十分に話を聞いてあげる
- ありのままを受け入れてあげる
- 気持ちを重ね合わせてあげる
その結果、子どもは自分が価値ある人間だと思えるようになる。
・ペアレンティグ
オーダーメイドペアレンティグとは?
①子どもの困った行動を減らし、適応的な行動を増やす関わりを親御さんに提供するアプローチ
②その子に合った関わりを生活の中に取り入れることで、困った行動が減り、本来の子どもの
個性や力を親御さんが感じられるようになっていく。
・3Aについて
3A : 子どもの情緒の安心、安全、安定で、簡単に説明すると子どもの心の貯金です。
3Aが低下し、子どもがストレスを抱えたらどうなるでしょう?
- ハリセンボン反応 : 怒りっぽい、パニックになる、すぐに手が出る、攻撃性を伴う反応です。
- カメ反応 : 家から出ない、人と会いたがらない、挑戦しない現状維持を主とした反応です。
- 食いしん坊反応 : 好きなこと、楽をする、独り占め、遊びやめないなど快楽に貪欲な反応です。
- 旅人反応 : 夜遅くまで帰ってこない、早い自立、不純性交遊親以外の人間関係に関わる反応です。
- おいはぎ反応 : いじめ、かつあげ、喧嘩、金銭持ち出し、強引に自分のものにする反応です。
これらは4つのレベルに分けられます。
- Lv1 その子らしさ : 特に問題ない状態。
- Lv2 危険回避行動 : 【ハリセンボン反応】【カメ反応】
- Lv3 非社会的な行動 : 【食いしん坊反応】
- Lv4 反社会的な行動 : 【旅人反応】【おいはぎ反応】
いずれも子どもが自分自身の「安心、安全、安定(3A)」を確保、維持しようと努力している姿です。
Lv2は、3Aがこれ以上奪われないようにするための回避行動です。
Lv3は、生活の中の3Aが増える行動への執着が強まった反応です。
Lv4は、法律や道徳や倫理といったことを軽視して3Aを得ようとします。
・子どもへの関わり方
子どもへの関わり方は主に【重ね合わせるかかわり】【させるかかわり】の2種類に分類されます。
【重ね合わせるかかわり】
- 私たちから子どもの気持ちに合わせるかかわりです。
- 重ね合わせるのは、子どものポジティブな気持ちでも、ネガティブな気持ちでも大丈夫です。
- 重ね合わせるかかわりをすると子どもに心の貯金、安心、安全、安定(3A)が貯まります。
(例) 何かに失敗してしまった時、「残念だったね。」という声かけに対して子どもが「もう一回やる!」
と返事をする。「じゃあ、もう一回頑張ってみようね」などと声をかけてあげるなどです。
【させるかかわり】
- 子どもに、他者の気持ちや行動に合わせるよう求めるかかわり
- させるが過剰になると子どもは「自分はダメ」「責められて当然」と思い込んでしまいます。
- 否定的なイメージを繰り返し子どもに送ってしまうことになるので要注意する。
【3Aの壺】
重ね合わせるかかわりを増やすと3Aの壺(イメージ)に心の貯金が貯まります。
その結果、3Aが奪われることがあっても先程紹介しました5つの反応が起きにくくなります。
このような状態が見られる行動が次のようなものになります。
- 我慢強い
- やり過ごすことができる
- 努力する
- 挫けない
子どもが持つ3Aの壺は小さいですが、先程紹介したマザリングで大きくすることが出来ます。
(例)他者と比べる機会が多い世の中ですが、3Aの壺が大きいと減った時でも心に余裕が残ります。
3Aを押し込んで行くことで少しづつ壺の形が作られます。
【重ね合わせるかかわり】を増やしこれを繰り返すことが何よりも大切です。
子どもに「させて」はいけないの?
- 子育てにおいて「させる」をゼロにすることはできないです。
- 「させる」は子どもに知識、礼儀、善悪、社会のルールなどを教える必要不可欠なかかわりです。
- ただそのため「させる」は過剰になりやすいが過剰にならなければ大丈夫です。
・3Aのシーソー
3Aは、子どもたちに私たちの考えに合わせるよう求めると減っていきます。
逆に私たちが子どもの気持や考えを汲んだり、理解すると増えます。
シーソーの両橋がどちらの地面にもつかないように心を配りながら対応すると5つの反応が改善します。
ここがポイント!
発表会、テスト期間、受験シーズンなどの時期はどうしても「させるかかわり」が多くなります。
3Aを満たそうとする子どもの行動を見極めて
【重ね合わせるかかわり】と【させるかかわり】のバランスを取ります。
・私らしい子育て
子どもの幸せとは?
私たちにとって子どもの幸せとは何でしょうか?
それは【ママが笑顔でいてくれること】が子どもは一番うれしいです!
先日こんな話を聞きました。とあるママさんのお話です。
保育園のお迎えの時に、そのママさんは日々子育てが大変で、先生に泣きながら相談をしていました。
それまで笑顔で遊んでいた娘がママの顔を見るなり泣きだしてしまいました。
ママさんもその時、ハッと気づいたそうです。
笑顔になる
できないのは心身に余裕がないからです。
余裕をつくるためには(工夫する)
【余裕をつくるおすすめの考え方】
- 日々の中で特に頑張った日には自分に何かご褒美をあげましょう。
- 頑張っている自分を褒めてあげましょう。
- 本当に小さなでも、周りに助けてもらいましょう。
一部をご紹介しましたが、自分に合ったやり方などあると思いますのでご参考までに。
我が子育てを振り返って
子育ては、「あれ〜こんなはずじゃなかった〜」の連続!
なかなか上手くいかないと思い知らされる。
いい親はやめよう!べき子はやめよう!だめ親でもいいじゃないか!
※べき子 : 子どもなら〇〇するべき、〇〇できて当たり前、など物事を決めつけてしまう考え方など。
子どもの成長する力を、親は信じて待ってみましょう。
・最後に
完璧な親なんていません!
子育てに正解はありません!皆さんの【My Best !!】を大切にしましょう。
みんさんが考えるあなたの子どもにとって、いい親ってどんな親ですか?
肩の力を抜いて、我が子に合った自分らしい子育てを見つけて行きましょう。
気長に子育てという長距離マラソンを自分のペースで周りの人と一緒に歩いて行きましょう(^^)ノシ
長い長い記事をお読みいただきありがとうございます。
A作
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